root" />

root

root
のつはるアートコレクション
2021 
ARアプリケーション、ARアニメーション 
新型コロナウィルスの影響により15年ぶりに戻った大分での日常生活で感じた故郷の変化を、過疎地の再開発された広場の景色にARアニメーションで投影する。このARアプリケーションはGPS情報に基づいて機能するため、この場所でのみ鑑賞することができる。
アプリのインストールは ▶︎▶︎ こちら
15年ぶりに大分に帰ってきてしばらくは、自分が生まれ育った故郷なのだけれども、自分の知っている場所ではないような感覚がありました。全然知らない根っこが土壌を占拠していて、自分の足から生えようとする根っこが土に刺さらずずっと宙を這ってるようでした。
場所の機能や風景は人の営みによって相互的に変化するし、そこにあるコミュニティもまた相互的に変化します。
自分のかつて知っていたものは根こそぎ変わってしまっていたのでしょう。
この展望広場の更地を見たとき、ここにかつてあった森のことを考えました。
森にはいろんなものがいます。バクテリアは落ち葉を食べ、虫は動物の死骸を食べ、豊かな土壌をつくります。木は、地中の水を吸い上げて土壌の水分量を調節します。根っこは分岐しながら土の奥深くまで広がり、土砂をしっかりと留めています。
場所の機能や風景は人の営みによって相互的に変化するし、そこにあるコミュニティもまた相互的に変化します。
ここに生えていた木々は根ごと引っこ抜かれて根絶やしに、どこかの家の柱になっているのかもしれません。
こんなまっさらな広場に、どうやって根を下ろしましょうか。

 

English EN Japanese JA