Wiflower

次世代コミュニケーションに派生する投機的進化とAR(拡張現実)
夏の夜に外を散歩すると、街灯に虫がたかっている光景を目にする。それらは走光性を持つため光に反応し、光の方向に近づく。その性質は、生物が生存するための活動を助ける。それぞれの生息環境に適応した走光性を獲得す ることによって生存確率を高めている。
5GはIoT化をさらに加速させる。インターネットがなければ普通の生活を送るのが困難な時代が来る。 人は、インターネットを探し彷徨う。wi-fiスポットがあれば、そこに自然と人が集まる。
Wi-fiのマークをアプリでスキャンすると黒い大きなwi-fiの花が出現する。その周りをデバイスを持った人々がうろつ きながらWi-fiを探している。周りには蛾がプカプカと浮いている。
ARを使い現実を拡張することは、人々が直接見て聞いて感じる原始的な感覚を通して知覚する現実感、物質感にデジタルのテキスタイルという仮想の現実性が加わる新たな感覚を呼び起こす。仮想のシーケンスをそ の場所にインストールするということは、現実的に存在する地点が仮想世界とリンクするということである。 そこには2つのリアリティ、私のクリエイションによるリアリティと、人々が知覚し共有しているリアリティである。それが出会うことで新たな現実のシーケンスが生成される。